1892(明治25) 年8月14日


 八月十四日 日
 今朝の便で曾我からの端書ヲ受取直ニこつちからも端書一枚出す 今夕七時の汽車で桜田が着て来た 宿屋ニもどこニも明部屋が無いので拙者の内ニ来て泊る 例のごろねをやらかす

同日の「久米圭一郎日記」より
島デレガットト云ツテ船ノ競走会ノ祭リト云フ訳デドンドンチヤンチヤン騒ギナリ お負ケニ佛五放捨トハ随分馬鹿馬鹿シイ八月十四日