本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1892(明治25) 年8月17日

 八月十七日 水 久米公からの手紙ヲ受取羽書で返事ス 昼後四時頃より六時頃迄久し振で勉強す それから桜田と鰻釣りニ行く 一匹も取れず 又一寸水あびヲやらかす 夜食後九時半頃にジヨルジユ等と車でモンクールへ行 帰て来て桜田の処ニ行キ宿屋の連中(オーギスト夫婦等)とレモン水など飲む

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