本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年2月9日

 二月九日 火 学校ニ出て授業を仕舞つて内へ帰つたのは一時頃 アトリエの片づけや庭の下知などした 夕方ニ藤島と菊地が来 伊藤も一緒ニ晩めし めし後ハ例の二十一で十一時過まで 皆が帰つてから新小説を読み始めねたのは二時半

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