本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年2月10日

 二月十日 水 十時過ニ起き庭造の下知などした 午後杉吾が来 道鏡の話などが出 其内ニ村瀬義徳と云書生が見へ帰るとめしと云段ニなる めしが始まると吉岡が来 菊地が又永富が来 大混雑 伊藤も一緒ニ皆でめし 菊地ハめしを食て来たから一人丈食ハず めし後ニ永富ハ帰り杉 菊 吉 伊と五人で又十一時過まで二十一をやる

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