七月十六日附 グレー発信 母宛 封書 みなみなさまおんそろひますますごきげんよくおんくらしのはづおんめでたくぞんじあげ奉候 わたくしことハいつものとうりでございます やつぱりいなかでゑをかいてをります なつのおゝきなゑのしたがきもだんだんできてまいりますからなかなかおもしろくなつてまいりました〔図 「夏図」画稿〕 それからまたこゝのいなかニもう一ねんばかりまへからひつたりときてすまいこんでをりますあめりかのかなだと申ところのゑかきとしりあいニなりましてそのひとのうちニめしくいニいつたりまたそのひとがわたしのゑをみニきたりしていゝはなしあいができてよいことです(後略) 母上様 新太拝
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
九月五日 金 晴 (鎌倉) 岡 櫻井等ヨリ書状到来ス 此等ニ対シ又知足宛ニテ君子代筆ノ返書ヲ発ス 夕刻庭先ヨリ富士ヲ望メル小品ヲ描ク