一月五日 火 (房総旅行記) 今朝浅井 高島が東京へ帰つて行た のこりの三人は又画かきに出た オレハ今日ハ百尺崖のかきかけをつゞけた 昼めしハ百尺崖のかつみ屋と云ので目ざしを焼かしてやらかした オレハ皆より少しさきに行て居たが下女のおよしと云のが色々身の上ばなしを始めて一寸あハれな様な気がした めしを食て仕舞つてからも又百尺崖ニ行た 今度は別な処を新たに始めた 今日又鰯の水上げをするのを見た 中々盛なもんだ 此のさむいのニ女が大勢半分裸でヤツサヤツサの掛声で魚のざるを運ぶ処ハ丸で戦の様だ 夜食後カルタをやツて十二時頃ニなる
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四月六日 (鹿児島旅行記) 御搗屋 角ノ玉川屋 記者重信氏