七月五日 火 晴 少シク風アリ 併シ暑サ強シ 寒暖計八十六七度位 御容体御異状ナシ 午前十時半頃学校卒業生八名御礼トシテ来訪 其人々ハ熊谷 関屋 谷 岩鼻 坪田 高木 伊達 山下ナリ 一時間程語リテ去ル 山下ハ洋行ノ事ニ就仏国ノ状況尋問ノ為メ居残リテ十二時マデ語リタリ (受信) 独逸国フヰツシヤ氏ヨリ印度製花瓶一個小包ニテ送リ来ル
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
四月十三日 (鹿児島旅行記) 集成館 磯島津邸 天神下両方屋 風景楼 谷山不二屋 十二時過帰宿