八月二十四日 水 朝ハ書物ヲ読む ひるめしニハ又羊ヲ醤油で煮て食ふ 此間のめしヲとうとう今日食て仕舞た 曾我からの手紙ヲ受取る 川村からオレの宿所ヲ聞てよこしたと云 三時少し前から画かき部屋へ行き暗く為る迄居た 今日ハ昼後盛ニ雨が降た 久し振の大雨で心地よし 夜ハ雨が上つた 其更り風が少し出た
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
四月十二日 (鹿児島旅行記) 九時四十分発桜島行 柳元旅館 六時過発帰鹿 薩摩屋ニテ九時半ヨリ十一時頃迄語ル 同行五人