十月二十日 火 終日内ニぶらり 午後石原助熊氏が見へ夕方ニ合田が来一緒ニめしを食て佐野の処へ出かけた 少し雨が降つて来た 途中で帝釈の縁日の処で小代ニ出逢ひ三人で佐野の処ニ行た 又引出して小代のアトリエに行た 岩村もやつて来て宗教などの話で十一時半頃まで話た 赤阪を通る頃余り腹がへつたので合田とそばやニ這入つた 一時過ニ内へ帰る
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
四月十四日 (鹿児島旅行記) 国府行日当山温泉ヲ見ル 夜横山家ニテ語ル 南島君同道帰宿 又同氏ト少シク語ル