1904(明治37) 年11月26日 Saturday


十一月廿六日 昨夜雨

十二時頃山本芳翠来り戦地から飯盒を土産に持つて来てくれた。午後中丸再び来り自転車を他に売り払ひたいといつて居た。つまり余り事がやかましくなつたから彼の車に乗るのはいやになつたというのである。それはどうでもするがイヽと答へた。中野氏より婚礼の案内状が来る。怪我の理由を以て断はる。夜小代小泉佐野来る。

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例)「1904/11/26 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872256.html(閲覧日 2025-04-29)