本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1914(大正3) 年12月11日

 十二月十一日 金 晴 午前平岡喜知子殿入来 家庭ノ始末ニ付相談ヲ受ク 又午後一時岡子来リ故郷ノ出来事ニ関シテ内談セリ 三時ヨリ四時迄庭ニ出テ筆ヲ執ル 此樹陰ノ図ハ修正ノ為再ビ引取リタル也 日本倶楽部ニ丸木 小川ノ二氏ト会合セリ 安仲君三回忌ニ付代理トシテ照ヲ谷中墓所ヘ遣ス

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