二月一日 (従軍日記) 昨夜ハ寝て居ル面ニ雪が降りかゝりたるに少シ閉口したり 朝七時少シ前ニ転地の命下る 僅一里計ノ処迄行事故ゆるりと昼めしなど喰て立つ 今日こそは何処を見ても真白也 雪まじりの風ニ面をたゝかれて行 鳳林集ヲ引上げ徐家河方向ニ向フ兵と一緒ニ為り足の運ビ自然よし 虎山ニ至り舍営す 虎山の入口の河原の柳林ナドハ真ニ其儘で立派な文人画也
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一月五日 水 晴 午前十一時四十分参内千種ノ間ニ於テ酒饌ヲ賜フ 午後奧座敷ニ籠リ兼清ト酒食シ又蓄音器ニテ浪華節ヲ聴ク