本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年2月22日

 二月二十二日 月 千田貞幹氏が七丁目へ転居及び橋口子供等の件ニ付見へた 今日手本が来て夕方まで仕事した 安仲 小林が二三時頃ニ来 晩めしハ安仲と吉岡と三人で食た めし後二人とも帰つて仕舞ひ十時頃から母上と三十分程麹町から平河町 永田町の辺を散歩して帰つた

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