九月十三日附 ハーグ発信 母宛 封書 (前略)わたくしハまだおらんだのくにのみやこのらゑと申ところにをりましてこゝのこうしのかはりをしてをいでなさるしまむらさんといふをかたのごやつかいになつてをりましてまいにちゑのはくらんくわいになだかい画をうつしにいきます なかなかたのしみにもなるしまたけいこになります こんげつのはじめからこゝのうちのごやつかいになつております あんまりながくをるのもおきのどくですからもう四五にちのうちにハべるじつくのほうにかへつていこうとをもいます まつがたさんもこゝにをいでです そのほかたなかさんといふひとゝなかむらさんといふひとも一しよにをりますからにぎやかなことでございます(中略) このごろうつしてをるゑハちよつとこんなようなのです おいしやさまがしんだひとのてのかわをはいでそうしてそのときあかしをしてをるところです〔図 こゝのへんにをるたくさんのひとハみんないしやのせいとです〕 めでたくかしこ 母上様 新太より せつかくおだいじになさいまし
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八月二十七日 金 曇 (鎌倉) 午前白尾齊来着 訪客 太田資英 橋口三郎 ヨツチヤン