1904(明治37) 年11月28日 Monday


十一月廿八日 晴

まだ頭の繃帯が取れないから猶二日間不参の趣を高商学校に届けた。今朝伊東の処で傷口の糸を抜いた。昼飯には小父さんが来て一緒に食す。二時過に区役所に区会議員の投票に同行し、夫から家に来り入浴五時過に帰つた。三時頃に高等商業学校より爵位局の換出し状を持参す。五時過に菊地が見舞にやつて来る。後佐野も来て十時過まで話す。

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例)「1904/11/28 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872266.html(閲覧日 2025-04-29)