五月三十日附 パリ発信 父宛 葉書 益御安康大賀候 私事大元気一昨日田舍より帰り申候 之レハ金子受取などの為にて有之候 最早用事全くすみ候間明晩又々田舍へ出立の考ニ御座候 今日ノ昼めしニ教師の別荘ニ招かれ候 先般御送被下候牡丹ノ名の翻訳など仕候 又色々牡丹菊などの注文有之候 委しき事は後便より申上候 早々 頓首 父上様 清輝拝 御自愛専要奉祈候
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
十月三十一日 金 雨 三時頃渡邊氏来リ一時間許語ル 夫ヨリ画室ニ入リ明日小学校ヘ運ブ可キ作品ノ用意ヲナシ序ニ二三ノ額ヲ掛ケ更ヘタリ