1916(大正5) 年7月11日
七月十一日 火 曇 午前十一時過袖ケ崎島津邸ニ松方正作君ト会合シ椅子卓子等ノ見本ヲ各室ニ就キ検分シ午餐ノ饗応ニ預ル 還行ニハ松方氏ニ自動車ニテ送ラレタリ 四時頃画室ニ入リ先ヅ故岩崎男ノ肖像画ニ艶油ヲ施シ後チ山内侯ヲ描ク
本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
七月十一日 火 曇 午前十一時過袖ケ崎島津邸ニ松方正作君ト会合シ椅子卓子等ノ見本ヲ各室ニ就キ検分シ午餐ノ饗応ニ預ル 還行ニハ松方氏ニ自動車ニテ送ラレタリ 四時頃画室ニ入リ先ヅ故岩崎男ノ肖像画ニ艶油ヲ施シ後チ山内侯ヲ描ク