本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1916(大正5) 年7月1日

 七月一日 土 雨 訪客ニテ忙ハシ 午前田邊子師範科生ノ採点表ヲ持参ス 午後島田子旅行ニ付暇乞ノ為夫婦連ニテ来訪 引続キ仲氏母娘二婦人嘉例ニ依リ入来 又小川君来リ弥拝写期日来ル五日ニ確定セル旨伝達セラル 今朝正木氏ヨリ電話ニテ又南 和田ニ関スル打合セアリ 更ニ和田ノ事ヲ引受ク 因之今夜和田宛ノ手紙ヲ認ム 仲家ト交際ヲ始メテヨリ十三年目ナリト云フ 三造子第三十信(五月二十七日附ヒマラヤ発)到達

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