五月二十五日附 パリ発信 母宛 封書 たゞいまいなかからかへつてまいりましたら四月六日つけのおてがみがついておりましてまことにうれしくさつそくはいけんいたしました 父上様あなたさまおんはじめみなみなさまおんそろひますますごきげんよくいらせられ候よしめでたしめでたし わたくしは申あげるまでもなくまことにまことにげんきなことですからどうぞどうぞごあんしんくださいまし こんどいなかではまいにちまいにちゑかきをいたしましてまことによいけいことたのしみをいたしました(後略) 母上様 新太より
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
十月三十日 日 昼後の三時頃から古巣夫妻と森の中ニ茸狩ニ行く 夜食ハ奴等の内で御馳走ニ為る