1905(明治38) 年5月30日 Tuesday


五月三十日 曇

本日高商で平素最も勉強なる本一、二三の組で馴れ合ひ休課を請求したが聴入れなかつた。同校では祝捷の意味にて午後は休みになつたが何にもならない。海戦大勝利の号外続々出る。一報は一報より意外の好結果である。敵艦捕獲敵司令官の生擒等真に空前の偉勲である。

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例)「1905/05/30 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/873081.html(閲覧日 2024-05-19)