1904(明治37) 年12月19日 Monday


十二月十九日 晴

今朝一ツ橋に出掛けたが一年四五の組には誰も居らず。全くのむだ足となる。それから上野へ廻り大隈伯の話をする。其内に行つてもいゝというので其儘帰宅、午後目黒に行く。父上は御留守、何か用事でもあるのかと思つたら来廿一日に刑事裁判所より呼び出しがあつたのでよねが大恐慌を起した訳であつた。四時半過に父上帰宅。たゝき肉の西洋料理を御馳走になり八時過に帰る。

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例)「1904/12/19 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872371.html(閲覧日 2024-05-06)