十月二十二日 木 晴 夜十時前ヨリ雨 午前十時頃小林女史入来 半時間後照子及来合セタル森岡氏ト四人ニテ四谷古物評定所ヘ赴キ三時過迄縦覧セリ 同所ニテすしノ御馳走ニ預リタレドモ大分空腹ヲ覚ヘタレバ見附外ノ牛屋三河屋ニ上リ日没頃帰宅ス 今夜九時寝室ニ入ル
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
一月十日 火 晴 夜年始状調 午前十時半久米品川発横浜見送 午前四時半大隈侯薨号外 朝樹枝氷見事ナリ