本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1919(大正8) 年

 五月四日 日 晴 午前九時半増島氏ノ渡米ヲ新橋駅ニ送ル 後チ来合セタル中條君ト虎之門マデ同行セリ 四時前ヨリ三越ヘ赴キ伊太利人ノ某彫刻家ノ作品ト共ニ陳列サレタル古キ油絵ヲ覧ル 七時頃岡田君来訪 大隅君ノ意思ヲ伝フ 晩餐後梶原貫五来リ国民美術ノ展覧会陳列当時ノ出来事ナド語レリ

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