本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1918(大正7) 年2月12日

 二月十二日 火 半晴 櫻井ヲ三越ヘ遣ハシ清水氏ニ就テ扇子ノ発送セシ分ト残リトヲ調査セシム 又本日ハ雑件ヲ整理シ久シ振ニ伝仁孫ノ肖像画ニ向ヘリ 晩餐後七時頃ヨリ小川町ノ事務所ニ開カレタル国民美術ノ理事会ヘ出向ク 出席者ハ拙者共僅ニ六名 中條 石井 小林 野村書記 外ニ新帰朝者石橋和訓氏見エタリ 十二時過帰宅

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