1916(大正5) 年9月24日
九月二十四日 日 雨 気温低下ス (鎌倉) 太田子来談 又七時頃兼清来ル 九時前二子共ニ去レリ 兼清ハ大磯ノ帰途ニテ華山伯ヨリ受ケタル乃木将軍西南役中ノ書簡ヲ見セタリ 珍品也 午後少シク作画ニ従事シ亦読書ス 竹内久遠翁昨日逝去ノ趣知足ヨリ聞ケリ
本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
九月二十四日 日 雨 気温低下ス (鎌倉) 太田子来談 又七時頃兼清来ル 九時前二子共ニ去レリ 兼清ハ大磯ノ帰途ニテ華山伯ヨリ受ケタル乃木将軍西南役中ノ書簡ヲ見セタリ 珍品也 午後少シク作画ニ従事シ亦読書ス 竹内久遠翁昨日逝去ノ趣知足ヨリ聞ケリ