二月一日 (従軍日記) 昨夜ハ寝て居ル面ニ雪が降りかゝりたるに少シ閉口したり 朝七時少シ前ニ転地の命下る 僅一里計ノ処迄行事故ゆるりと昼めしなど喰て立つ 今日こそは何処を見ても真白也 雪まじりの風ニ面をたゝかれて行 鳳林集ヲ引上げ徐家河方向ニ向フ兵と一緒ニ為り足の運ビ自然よし 虎山ニ至り舍営す 虎山の入口の河原の柳林ナドハ真ニ其儘で立派な文人画也
続きを読む »
本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
三月十六日 月 午後六時築地林家ヲ訪問シ未亡人及長崎周藏君ニ面会ス 同七時ホテル・サントラルニ開催ノパンテオン会ニ出席シ十一時過帰宅ス