七月二十日 月 朝大雨 終日時々雨 風強し 朝一寸小督の下画に取りかゝつた これが今度のアトリエの中ニての仕事の初めだ 昼めし後合田の処ニ行き二時半の汽車で三口の岩窟ニ押しかけた 佐野も同じ汽車ニ乗つて来た 合田ニ電話をかけて一時間余たつて小代と合田がやつて来た これで大ニ勢力がついて面白く為つた 今日ハいつもの給仕娘ハ芝居ニ行たとかで亭主が相手ニ出て酒ニ酔つてとうとう仕舞ニ君だのなんだのと云様ニ為つた 佐野と小代ニ別れ十一時頃ニ汽車で東京ニ合田と二人で帰つて来た
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十月十二日 月 晴 午前太田 宮島兄弟 高木某 森岡ノ五氏来ル 午後四時頃孝来レリ 夜研究所幹事岡子来ル