1905(明治38) 年5月24日 Wednesday


五月廿四日 曇午後雷雨

今日も上野廻り二時より解剖講義には直暗な夕立空でピカピカやり閉口した。併し帰る頃には雨は止んだ。合田と一緒に車を連ねて虎門外まで同行す。夜松方氏から例の電話で呼びに来り岩村を誘つて行つた。杉竹が来て居つた。今日は浮世絵の鑑定ではなく英仏画家の評判話しで十一時過まで居た。

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例)「1905/05/24 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/873051.html(閲覧日 2024-05-19)