1905(明治38) 年5月5日 Friday


五月五日 晴

午後高商の稽古をやり帰りに三才社に立寄りバイエー氏新版美術史を注文した。夕六時前金子薫園が来た。余りうるさいから此間かいたゼラニュームをやつたら喜んで帰つた。妙な男である。八時此小代が高島大人を引張つて来た。四人で暫らくジュエーした。

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例)「1905/05/05 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872956.html(閲覧日 2024-05-19)