本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1919(大正8) 年12月27日

 十二月二十七日 土 薄日 夜半雨 澄宮殿下御写真ノ中前回ノ残分五組ト外ニ臨時焼付ノ分トヲ調度ヘ提出ス 此御用ハ午前ニ終リ帰途桜田門内ニテ午砲ヲ聞ケリ 午後総務課ヨリ出頭ヲ命ゼラル 即チ先考ヘ臨時編纂部顧問タリシヲ以テ祭祀料ヲ特賜セラルヽ也 待受ケ居タル野村傳四郎氏ヘ国民美術ノ後援(以下不記)

to page top