十月二十九日附 パリ発信 父宛 葉書 (前略)文蔵様にも最早御地御出発被遊候事と奉存上候 伊太利国ニテ五六年画学修業被致候松岡ト申人公使田中氏ニ随ヒ当巴里府ニ来居られ候得ば当時画かき仲間一人増し愉快なる事ニ御座候 頓首 父上様 従巴里 清輝拝 (後略)
続きを読む »
本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
十二月二十四日 火 曇 三十間堀三州倶楽部ニ開催ノ第六十回高見馬場方限会ニ六時過出席 協議ノ上新ニ常任幹事ヲ置ク事ニ決ス