四月二十五日 木 曇 (欧洲出張日記) 正午寒暖計二十九度 波はなけれど船は揺れたり 夜林氏の室にてウヰスキの御馳走になり耶蘇 釈迦などに就て論あり 久 佐は早くねる
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
二月二十五日 水 晴 (鎌倉) 朝ヨリ植木屋ノ指図ヲナス 午後佐介谷ヨリ静子殿 頼綱ヲ連レテ入来 夕七時半過ノ列車ニテ一同上京ス