文化遺産茶話会 Heritage Dialogue 第1回の開催:歴史的民家の継承に関するネパール―東京のオンライン交流会

文化遺産茶話会Heritage Dialogue 第1回を8月22日に開催しました。Heritage Dialogueは、文化遺産に関わる様々な知識やアイデア、経験を共有する気軽なコミュニケーションの場として企画したものです。
第1回目となる今回は、ネパールと東京をオンラインで繋ぎ、歴史的民家の継承をトピックとして開催しました。講師に、NPO法人たいとう歴史都市研究会理事の渡邉尚恵先生を迎え、東京都台東区谷中における歴史的建造物の継承に関するNPOの活動をご紹介いただきました。ネパールからは、現地の文化遺産専門家や歴史的民家の所有者、若手建築家、学生等、約20名が参加しました。
ネパール・カトマンズ盆地も、東京都心部と同じく都市開発圧力の下で、特に個人が所有する歴史的建造物の継承については大きな課題を抱えています。地域のなかで時間をかけて関係性を築きながら、歴史的建造物の維持継承を支えるNPOの取組みは、参加者にとって、自分も明日から小さな実践の一歩を踏み出したくなるような大きな刺激となったようです。立命館大学のLata Shakya先生をモデレーターに迎えたディスカッション・セッションでは、どのように所有者や関係者間で合意をとりながら個人所有の歴史的建造物の保存活用に結び付けているのか、というところに多くの質問が集まりました。
今後も、こうした対話の機会を通じて、様々な立場で文化遺産の継承に関わる方々の交流の輪を広げたいと考えています。
本企画は、公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団の助成を受けて実施しました。
(文責 淺田なつみ)
トップ画像:Heritage Dialogue第1回ポスター (ポスターデザイン:Prasanna Bajracharya 背景写真撮影:横関一浩)

