韓国・国立文化遺産研究院建築遺産課の訪問

9月5日、韓国・国立文化遺産研究院建築遺産課の研究員4名が当研究所を訪問しました。来日の目的は、近代建築、特に煉瓦造建造物の保存の考え方や修理の方法等に関する情報と事例の収集で、当センターでは国内の適当な修理事例の選定と訪問の調整に協力するとともに、本日、対面でのミーティングの席を設けて、日本の文化財保護に関する組織的な体制や当研究所の近代建築の保存に関する研究、国際協力の取り組みについて説明を行いました。

ミーティングには、文化庁の近現代建造物部門にもオンラインで参加いただき、日本の建築遺産の保護の仕組みや近代建築における保存修理の考え方や方法、具体的な事例について紹介していただきました。日本側からの一方的な説明にとどまらず、韓国での近代建築保存の方向性や修理事業の具体的な動向をうかがうことができ、短い時間ながら日韓の建築遺産保護分野での双方向の交流の場とすることができました。

トップ画像:ミーティングの様子

ボトム画像:ミーティング終了後の集合写真