紙の保存国際研修の実習風景

8月30日をもって、国際研修「紙の保存と修復」第一週目が終了しました。本研修は、海外から集まった10名の紙保存専門家が、和紙を用いた日本の伝統的な保存技術を学ぶものです。

第一週目では、日本の文化財保護制度と文化財の紹介にはじまり、続いて「糊」、「紙」それぞれについて講義を行いました。実習では、巻子を作る工程の中で、丸包丁を使っての紙の裁断や、補修、裏打、折れぶせなどを行いました。

第二週目(9月2日)からはいよいよ、和紙の産地や修復現場を見学するスタディツアーが始まります。

トップ画像:本紙クリーニング実習の様子
ボトム画像:(左)肌裏打実習の様子 (中)講義「Paper Basics」にて、和紙見本を見せている様子 (右)レセプション(8/26)の様子