国際研修「紙の保存と修復」2024の開講
東京文化財研究所とICCROMが共催する国際研修「紙の保存と修復」2024が、8月26日(月)より始まりました。ICCROM研修の中でも特に歴史があり、人気の高い本研修へは、本年度も165名もの応募がありました。選考の結果、アメリカ、アルメニア、イギリス、イタリア、オランダ、カナダ、ドイツ、スイス、マルタ、メキシコより10名の研修生が集いました。研修生はこれから9月13日(金)までの3週間、和紙についての性質や製造工程のほか、修復技術や文化、そして日本の文化財保護制度などを学びます。和紙への理解を深めてもらうことで、各人がもつ修復技法がより豊かで効果的なものとなることを目指します。