国際研修「紙の保存と修復」2026の閉講

国際研修「紙の保存と修復」が、9月11日に終了しました。

研修では、世界各地から集まった10名の研修生が、講義や実習、スタディーツアーを通じて、日本の紙を用いた保存修復技術について学びました。

実習では、巻子の制作を通して日本の伝統的な装こう修理技術を習得したほか、掛軸や屏風の取り扱い方法や構造を知ることで、日本の紙に対する理解を深めました。

8月31日から9月4日に実施したスタディーツアーでは、美濃、名古屋、京都を巡りました。美濃では、美濃和紙の里会館、本美濃紙の工房、美濃史料館を訪問し、紙の原料や製法を学ぶとともに、紙漉き体験も行いました。名古屋では、名古屋城本丸御殿(復元)を訪れ、襖や障子がどのような環境で使用されていたのかを確認しました。京都では、伝統的な修復工房や道具店を訪れました。

保存修復に用いられる材料や道具の生産者、保存修復に携わる方から直接話を伺えたことは、研修生にとって大変貴重な機会となりました。

本研修で培った知識や技術を生かし、研修生たちがそれぞれの現場でさらに活躍されることが期待されます。

トップ画像:国際研修「紙の保存と修復」閉講式
ミドル画像:実習の様子
ボトム画像:スタディーツアーの様子(左:美濃史料館前での集合写真、右:本美濃紙の工房での紙漉き体験)