1904（明治37） 年6月6日 Monday


六月六日 雨

目黒から媼さんが緑豌豆新馬鈴薯等を持つて来た。雨中無寥一日を過す。夜家中の者を寄席にやり腸加答児の養生のため早臥す。

引用の際は、クレジットを明記ください。
例）「1904/06/06　久米桂一郎日記データベース」（東京文化財研究所） https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/871426.html（閲覧日 2025-04-28）

同日の「黒田清輝日記」より
　六月六日　月　雨
　夕六時頃橋本博士　小西氏同伴来診　御水腫ハ全ク腎臓ノ働悪シキヨリ来レルモノナリトノ断定ニテ今日ヨリ専ラ尿量ノ増加ヲ図ルノ計画ナリ　十二時半頃登校　一時ヨリ四時マデ各科生徒定員ノ件ニ付評議有リ　洋画科定員百三十四人トシテ申出置タリ（予一各二十五　二ヨリ四マデ各二十　研究科ヲ四ニ分チ各六　毎学年二名ヅツ三ケ年在学）帰途展覧会ニ立チ寄リ諸生慰労ノ為メ金五十銭菓子料トシテ贈リタリ　夜食後画室ニ在リテ読書　十一時寝室ニ入ル　本日中丸氏所有ノフホンタネジ作油画二買上ノ件決定（六月六日　月　雨）