二月二日 (従軍日記) 雪ハ晴たれど寒さ強し 昨日からしきりニ嚏が出て風気分故今日の滞在ハ至極妙也 養生の為終日内ニ引籠り暮らす 夜食後山本が酒貰ニ管理部ニ出懸け九時過か十時頃ニコニヤク一本をさげて帰り威海衛ハ落チ定遠 鎮遠ハ分取と為たと云ので皆々大ニ喜びさてハいよいよ明日威海衛ニ乗込む事かなと即ちコニヤクを少しづゝ飲ミナガラ帝国万歳を唱へたり 寝る前ニ堀井君より風の薬を一服貰つてのむ
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
十月五日 木 印度支那晩餐 蜂龍六時過出席 四時西園寺侯訪問 青木子同道至六時 午後青木子 水野氏 松岡氏来邸