1922（大正11） 年9月1日
九月一日 金 夜八時半帝国ホテル至十二時 一同打連浅草見物 デルスニス氏明日出発ノ筈
本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
1922（大正11） 年9月3日
九月三日 日 米国人グリツフヰン君紹介
1922（大正11） 年9月4日
九月四日 月 晴 編集会 理事会 六時新橋東洋軒 水野子来訪（午後） 銀座ニテ置電灯ヲ覧ル 夜十時過ヨリ十一時半小笠原邸
1922（大正11） 年9月5日
九月五日 火 晴 総監品川洲崎館五時半過至十時 十一時×十二時自動車部写真会 十二時×一時半徳川侯ヘ報告 二時半×四時福原委員長 四時×五時羽場氏 笠伯 青子 水子
1922（大正11） 年9月6日
九月六日 水 四時過中川男来 六時晩餐水子 正力氏 夜月下ニテ語ル（水 力二氏ト） 午前結城氏来ル
1922（大正11） 年9月7日
九月七日 木 三時情報部至五時半 陸軍大臣（六時半×九時） 赤阪錦水 笠伯 青子 水子 二時平田松堂君 九時半羽場氏 留守中笄邸石渡氏来ル
1922（大正11） 年9月8日
九月八日 金 午前正力氏 水野子（午餐） 宮島熊三君支那行暇乞 午後三時頃三浦男入来 午後五時頃小笠原伯入来
1922（大正11） 年9月9日
九月九日 土 曇 美術院会議十時 陸軍大臣官邸晩餐（青木子 牧野子同乗） 平河町ニテ午後一時半小笠原伯 正力氏 水野子
1922（大正11） 年9月10日
九月十日 日 笄 羽場 赤阪小学校教員外一名 床次氏 以上午前中 平河町ヨリ青木氏同道四時黒田侯訪問 陸相ヘ名刺 五時×七時水野子 三浦男
1922（大正11） 年9月11日
九月十一日 月 晴 第二常務委員会十一時×十二時半 情報部ニテ牧野氏又部長ヘ名刺 平河町ニテ水野子 中川男 正力氏 岡野法相 九時×十一時小笠原邸 青 水二君ト
1922（大正11） 年9月12日
九月十二日 火 晴 五時頼倫侯邸晩餐 午前十時山内男邸至十一時半 正力氏同席 午後三時半頃水野子入来 同四時過青木子入来 五時同道蜂須賀侯訪問 中川男モ同席
1922（大正11） 年9月14日
九月十四日 木 午餐青木子 水野子 福原男 池田男 晩餐雨潤会五時半至十時半華族会館 牧野宮相電話（午後） 西村 羽場来（午前） 樺山伯（於華族会館）
1922（大正11） 年9月15日
九月十五日 金 晴 鉄道大臣官舎 夜九時小笠原伯邸
1922（大正11） 年9月17日
九月十七日 日 晴 六時半帝国ホテル晩餐 巴里出品情報部主催 二時×四時野村益三君 午後日日新聞社
1922（大正11） 年9月18日
九月十八日 月 晴 六時華族会館桜友会 午前飯野氏 川村次官 近衞公
1922（大正11） 年9月20日
九月二十日 水 雨 宮田氏十時半 十時青木子 水野子午餐 一時半曾我君 四時藤村男夕刻迄 三時英国婦人ザールビユース 以上平河町 夜笄町ニテ仲氏来
1922（大正11） 年9月21日
九月二十一日 木 曇 九時文部次官 十一時過和田氏帰朝ニ付 十一時半飯野氏又政友会ノ件 午後一時半×三時半水野子 四時（平河町） 馬場氏来 五時半情報部ニ松岡氏ヲ訪フ 六時×七時総監官舎ニテ総監並ニ正力氏
1922（大正11） 年9月22日
九月二十二日 金 半晴 平河町ニテ十時宮田氏 青木子 水野子午餐 午後水野子 三浦男 藤堂男 文部省佐々木氏 坪谷氏外二名 夜笄町ニテ渡邊氏 仲氏
1922（大正11） 年9月23日
九月二十三日 土 雨 蜂須賀侯六時至九時半 青木子 水野子 中川男同席 午前十時頃小笠原伯来訪 午後三時樺山伯
1922（大正11） 年9月24日
九月二十四日 日 晴 十一時近衞公 中川男（蜂侯ト会見ノ件ニ付） 須山雄五郎君十二時半頃入来 今朝町井氏ヨリ電話 委任状ト金子ノ件