十二月三十一日 木 手紙ヲ少シ認メタル位ニテ終日是レト云フ仕事モセズ忙シク暮ラシタリ 金ノ点ニハ大ニ窮シ遂ニ払ノ全部ヲ済マス事不叶 遺憾ナリ 夜食後阿栄サン歳暮ノ祝儀トシテ来訪 後兼清用事ニテ来ル 母上ハ本日午後二時姉上御同道鎌倉ヘ出立被成タリ 一時半床ニ入ル
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
十二月二十日 火 忘年会(国民)新橋東洋軒 正午議長官舎 十時半山口氏 紫川荘 小笠原邸 久保氏電話