本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1918(大正7) 年4月27日

 四月二十七日 土 晴 午後一二回驟雨 吉田健夫卒業ノ写真ヲ持参ス 夜八時過大隅 草光ノ二氏同道入来 九時頃中井君来ル 三人共十一時頃迄語ル パステル用ノ止薬ヲ求メ本田氏ノ肖像等ニ試用シ好結果ヲ得タリ 又太田及岡ノ作品ヲ観タリ 国民出品ノ為「栗拾ひ」ヲ持出セリ

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