一月三日附 パリ発信 父宛 封書 新年の御祝儀申上候 御全家御揃益々御安康之筈奉大賀候 次ニ私事至極壮健勉学罷在候間御休神可被下候 原書記官来月下旬帰朝の筈出発の跡ハ余程淋しく相成候半と今より想像罷在候 私学資金のとりしまりかたハ新任の書記官(大山氏の由承り候)へでも原氏より万事不都合なき様頼み呉れらるゝ積りに御座候間御安心奉願上候(後略) 父上様 清輝
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
一月十八日 土 (鎌倉) 植木屋ヲ呼ビ借地ノ倒レ木ナドノ手入ヲナサシム 午後町田氏ト語ル 夕刻櫻井 君子ヲ連レテ東京ヨリ来レリ