本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1899(明治32) 年1月3日

 一月三日 晴(静浦日記) 朝めし後即ち十時頃から牛臥見物ニ出かく 世古六太夫方ニて休息して一時過帰る 三時頃から又画をかく 夜鹿児島と逗子へ出す手紙をかく 皆ハカルタをやる 今日東京から鹿児島よりの十二月二十六日附の御手紙が送て来た 又母上がいよいよ昨朝逗子へ出立なされた事が知らせて来た

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