十一月二日 火 雨 樺山愛輔君ト約シ午前九時半ヲ期シ松方侯邸ニ会合ス 主人侯爵ノ所望ニ依リ肖像画(更二一枚)製作ノ事ヲ引受ケタリ 帰途芝ニテ鹿児島出身ノ道具屋二軒ニ寄リ又研究所ニ到リ授業ヲナシタリ 午後森博士ヨリ手紙ニテ某大学教授ノ肖像ノ依頼アリ 夜高木翁来訪
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
八月二十五日 金 朝一時晴 後雨 午前十時美術院集合至二時半 文部大臣官邸 午後二時半平河町会合至五時半 青木子 水野子 宮田氏