六月十六日 月 雨 迎賓設備ノ会合アリ 宮中ノ装飾ヲ考案ス可キ事 先ヅ霞ケ関ノ方ニ付具体的ノ案ヲ立ツル事 又次会ハ特別委員ノミ霞ケ関ニ集マル事ニ決シ三時頃散会ス 帝国ホテルニペツシ氏ヲ訪ネタルニ同氏ハ余程以前ヨリ四谷ニ住フトノ事 因テ序ニチエレ女史宛ノ名刺ヲ差シ置ク 信濃屋ニ南博士ヲ訪ネ六時半頃帰宅
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
十二月二十九日 日 雪 昨夜半ヨリ降リ出シタル雪終日止マズ 積ムコト五六寸許 午後庭前ノ雪景ヲ描ケリ