十二月十三日 日 今朝藤島が来た それでボツボツ起きて十一時頃ニめしを食ひ目黒の茶屋の処の角で合田が一緒ニ為り道々茶見世でどぶろくを飲みなどして矢口の渡に行たのハ四時頃 舟を雇て川崎まで下り女郎屋を一軒々々冷かしめし屋ニ上り祝儀三十銭と云芸者を二人揚て大騒ぎした 久米公ハ一人先ニ帰りオレ等七人ハ九時過の汽車で東京へ帰つた 新橋で皆散りぢりニ為りオレハ小代と相乗で C.F. まで来此処ニ一泊 今夜雨
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二月四日 日 晴 午後三時五十三分発出京ス 樺山邸ニ於テ山之内一次君ニ松方侯肖像ノ件ヲ語レリ