1905(明治38) 年1月9日 Monday


一月九日 晴後曇

一月の休みも別段何も出来ずに愈々今日限りとなり、明日からは又々機械のやうになつて働かねばならぬので色々仕度をする。又昨日小原からせつゝかれたソルボンヌの絵の説明書を認める。三時こまに迫られて飯倉に行つてドテラの裏絹を求める。夫から山内より電車で散髪屋に出掛け帰りには歩いて戻つた。夜なべには明日の支度にかゝる。

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「1905/01/09 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872476.html(閲覧日 2024-03-29)