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     十月七日 金 今朝ハ一寸日が照た様ニして居たが矢張雨だ 朝めしも昼めしも晩めしも鞠の処で食た 晩めしニハ鞠の妹鞠屋も弟のジヨルジユもばあやもやつて来た 今朝ハ画部屋ニ仕事ニ行 昼後ハ古巣と二時半か三時頃からこないだの様ニ森に茸さがしニ行た 此処のあめハ降たり止だり 森の中で大雨ヲ食ふ なニしろびしよぬれニぬれて居る草をふみ分ケ一寸さわると露がばらばらと落る木の枝をくゞつて歩く事だからたまらない 足だの股引だの水ニ突込だ同然さ 併し今日ハ脚半を当て居たから此の前の時より余程ましさ 六時頃ニ内へ帰て来た それから煙草屋ニ蝋燭を買ニ行たら煙草屋の娘とあのいやな下品なリセツトが居て外ニどこかの娘が居た 煙草屋の娘とリセツト変ニうそ笑た様ニして居た体 アヽなる程此間の窓からのぞいた時の事がなんとか云面白い話ニ為て仕舞たかナと思ハさしむ こいつハ面白い物ニ為れば一寸話の種だぞ 先づ拙者ハそしらぬ体ニてあいさつなど云ヒ茸狩ニ行た事など話して笑ふて別れたり 昼後の便で日本へ端書を一つ出す 夜食後ジヨルジユと庭ニ出て川の上ニあかりを出すと云と魚が寄て来ると云が本当かなんだか蝋燭の火でためして見たり 魚が寄て来るどころかだめ あかりニも依るだろう魚ニも依るだろう 今日ハ市日で鞠屋が清泉駅ニ行たので小さなのこぎり一本とのみを一本買て来テ貰た 美天の親爺が小さなのみを一本副へて送て呉れタ

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January 1921
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1921(大正10) 年1月27日


 一月二十七日 木
 例刻登院ス 岡田氏台湾ノ土産トシテ籠大小二個ト水蜜柑ヲ持参ス 又森岡来訪 弘道会講話原稿ノ訂正ヲ了リ新納ヘ渡ス

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