1905(明治38) 年2月5日 Sunday


二月五日 晴

朝黒田を尋ね貯蓄債券買入の事取極める。色々話して居る内、糸川が来り商栄館一件の話をする。不思議な場会に出つこわしたもんである。併し円滑に運びそうで結構である。間もなく糸川は帰り昼飯は御馳走になる。三宅より雑誌発行の計画を坂井義三郎に話したという事で至極賛成して置いた。夫から目黒に行く。おすみ転学一件のためなり。夕方に帰宅。

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「1905/02/05 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872596.html(閲覧日 2024-05-03)